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 Kamyuri Boutis Profile

1997 / フランス・ニースで結婚式を挙げるためにフランスの結婚雑誌を見ていてブティを知りました。

1998 / フランス・ニースで挙式した時に、町にあるお店をめぐっていろいろ探しましたが見つからず、(ミシンキルトばかりでした(/_;)
         ベッドカバーを夢見ながら独自に小物をぽつぽつと作ってました。(でも、今思えばブティとは呼べないかもです(~_~;)

1999 / フランス在住の中山久美子さんの本「フランスのキルト-ブティ」(今でも私のブティバイブルです)がちょうど日本で出版されたのを見て感激して、
         日本でお教室を探しましたが見つからず、本を見て自分で始めました。


2005 / 吉祥寺にやっとお教室を見つけて通い始めました 
         手芸の基礎が全くなかった私に先生はもちろん、他生徒さんが大変よくしてくださり、現在の作品つくりの礎となっています。
        
2006 / お教室の都合で閉鎖・・・またもや、お教室が見つからず、やりかけのブティをたま〜に思い出したときにちくちくしてました。

2007 / 「ダニエル家具の学校」に通いだし、椅子の張りに使えるのではないかと考え、試行錯誤しながら作品にしてきました。

2008 / フランシスニコラさんのブティ美術館(フランス・カルヴィソン)に行き感銘をうけました。ブティだけを集めた美術館はここだけです。
         ソレイアード博物館や、他の民族博物館なども行き、手仕事の美しさを実感しました。
その時まわった美術館map 
より大きな地図で BOUTIS MUSEE を表示
2009 / ブティの美しさを共有できる仲間がほしくて、お教室を始めることにしました。


 Michele (2007~8) ダニエル家具の学校にて

 私にとってブティをこれからいろいろやっていこうと思わせてくれた記念すべき作品です。

ダニエル家具の学校にて、結婚10周年記念の椅子にしようと背の部分だけブティを施しました。
これを作ってから皆さんに評価いただき、やっと人前に出しても恥ずかしくないブティができたと初めて思いました。
この椅子を作っていなかったらこのHPを作ったり、お教室をやろうと思ったりせず、自分だけの趣味で終わっていたと思います。

椅子の製作が初めてだったので、「張り」の先生(現役の椅子張り職人さんです)に相談したところ
背も、座面も全てブティで作りたかったのですが、布地の強度の関係で背の部分だけならということでOKが出ました。
椅子の張りを40年やって、いろいろな種類の生地を張ったけど・・・「こんなの初めての事とだからなぁ〜しらねぇ・・・(~_~;)」
と言いつつ、結構相談にのってくださり、「物好き」と口は悪い事を言いつつ、手伝ってくださいました。(*^_^*)
学校最後の講評会で、家具の学校校長(武蔵野大学 名誉教授 島崎信先生)にお褒めに頂いたのは生涯忘れられません。    

イニシャル周りに金糸、楕円レース部分にビーズ、両脇にはレースと盛りだくさんですが
直線部分にはミシンを用い、椅子に合わせてあまり甘くならないように気をつけました。

コットンットンサテン、糸:綿100%、金糸刺繍糸、lylyコットンコード、レース、化繊綿 平行線部分ミシン縫い。その他は手縫い。 
全てブティスタッフィング。ブティの下に楕円に切った化繊綿でイニシャル部分を強調

Bouti製作総日数 約70日

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 Antique stool (2007) 

はじめて椅子にBoutisを張った作品です。

脚部分は横浜高島屋に京都の骨董屋さんが来ていた時に一目ぼれ(*^_^*)して買ったものです。
座面部分が回転し、畳を傷つけないように面で支えるようになっているちょとめづらしい和風の椅子です。
ダークグリーンのビニールレザーが鋲打ちできれいに張り直してあり、別に不都合はなかったのですが
Boutisを張るのには良いのではないかと思い、思い切って張替えました。

張った時は、初めてにしては、デザインも良く栄えて見えるしよし、よし、と思ってましたが・・・
今見るとマチのハート部分にしわがよりより・・・(/_;)写真のupがつらいです・・・(>_<)
もう少し、サイズを小さめにBoutisを作って、
ハート周りのスタッフィングコットンを均等に引っ張って絞り、(ジャムビンカバーみたいに)
「張り」をもう少し強くすれば、もっときれいに張れていたのではないかと思います。
後から知りましたが・・・「張り」で○物は一番難しいらしい・・・(~_~;) 初めてにして、無謀な挑戦だったようです。
脚の色にあったこげ茶の革に、真鍮の鋲がアンティークらしさを引き立てて、
アンティークの風合いは損なわれず出来たと思って満足しています。   

椅子のためのBoutisのデザインはこれが初めてなので、
「ウレタン厚」、「Boutis完成時の縮み度」、「張りの引きによる伸び具合」の割合が分からず
サイズを決めるのにとっても時間がかかりました。
現物大で何度もデザインを繰り返し、柄のバランスを見直しました。
これも後から考え付きましたが・・・・デザインを考えて、それに合わせた拡大コピーをすればよいんですよね(~_~;)
やってみないとわからない事ってこういうことですよね。
大変お勉強になりました。

柄は座面ですのでブティ部分が多い方が座り心地がよいかなと思いデザインしました。
大好きなハートで○を構成しました。

コットンットンサテン、糸:綿100%、lylyコットンコード、平行線部分ミシン縫い。その他は手縫い。 
全てブティスタッフィング。

Bouti製作総日数 約30日

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     Footrest (2007) ダニエル家具の学校にて

家具の学校にて、初めての座面「張り」の体験用にフットレストを作りました
ほんとはマチのない「張り」の練習だったのに 勝手にマチ付のブティを作ってしまいました(~_~;)

フットスツールは家にはちょっと不要だったので、母からリクエストがあった玄関用の小さなスツールに学校提出後、
自分で作り直しました 下の赤い革がはってある部分が後から作り足した部分です。
Boutisのお話ではないですが・・・
作り足し部分に革を貼る作業で悪戦苦闘し、
「カルトナージュ」(フランス伝統工芸の布箱作り)のお教室に通うことを決意しました!(*^_^*)

ブティのデザインは母のイニシャル と フランスで買ったアンティークローラースタンプをヒントにデザインしました。
初めて ふちにコードを付けてみました。マチ部分ははハートの繰り返し模様です。

コットンットンサテン、糸:綿100%、lylyコットンコード、全て手縫い。 
全てブティスタッフィング。
(今思えばマチぐらい普通のキルトかトラプントでもよかったかもです。(~_~;)

Boutis製作総日数 約60日ぐらい

 

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  Heart arm rest (2009) ダニエル家具の学校にて 

家具の学校にて、中級最後の作品として自由課題が出されました。
冬、ブティを作る時ホットカーペットに座り込んで作ることが多いのでとっても肩が凝ります。
そこで、armrest兼 足の間においてブティ枠をちょっと載せられる台がほしくて作りました。
(家具の学校ではfootrestで提出しましたが・・・)
脚の高さがそんなにないので 座っても全く問題ありません。

三本脚のものを作りたかったのでハート型に決定。
台座を切り抜くのが結構大変でした。(後ほど紹介しますが、おまけもできたのでよかったです!)
脚はホームセンターで買ってきたものを去年の塗装の時間に塗っておいたものを使用しました。

Boutisの柄はネックレス(○が連続して続く模様)とたまにはバラを使いたいなぁ〜と思いデザインしました。     
ラティスに絡まるバラをイメージしたのですが伝わったかな?

ちょうどアルメリアンレースのお教室でも自由課題ということであわせてレースも作りました。
アルメリアンレースとは糸と針(かぎ針、シャトル、ボビンを使わない)、を使って
1本糸で結び目を作りながら模様を作る大変手間のかかる美しいレースです。
現在色々あるレースの起源と言われています。
(アメリカなどではknotting lace とも言われているようです。)
私はまだ習い始めて間もないですが、単純な手間のなかにある美しさに引かれ習い始めました。
レースの内容は私の先生のHP
「糸から作る自分布」布クリエーターゆさあきこ(http://d-s-goodmoon2.at.webry.info/)
をごらんになって見てください。

コットンットンサテン、糸:綿100%、lylyコットンコード、全て手縫い。 
全てブティスタッフィング。

Boutis製作総日数 約30日ぐらい 
今回時間がなくて(>_<)毎日寝る間を惜しんで作りました(/_;) 通常なら+30日という感じだと思います。

アルメリアンレース 糸:シルク100%

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  Repair chair(2009) ダニエル家具の学校にて 

家具の学校にて、「椅子の修正」課題
ボロボロだったいす本体木枠を組みなおし、背の籐の部分も張りなおし、塗装、座面張りをおこないました。
椅子の修正(木工)に関してはblogをご覧になってみて下さい。
我が家に持って帰るつもりだったので、座面の張地はちょっと冒険してみようと思い、
昔買ってあった「白」のビロードカーテン生地を使用しました。

Boutisのデザイン
  @厚手の生地なのでミシンで縫えること。
A座面なのでこすれる可能性を考えて 凹凸の少ないもの。
B背の籐部分とバランスがよいデザイン。
Cくるみボタンを生かせるデザイン。          を念頭にデザインしました。

地縫い
 初めてのミシンブティ。
しかも厚手生地でブティをするのが初めてでしたので地縫いで苦労しました。
裏地はコットンサテンを使用したのですが
伸びの比率が違うので、細かく、仮止め、不織布を使用したにもかかわらずよれてしまって何度も縫い直ししました。
ミシンより手縫いの方が早かったかもしれません。

スタッフィング
毛足のある素材なのでスタッフィングもなかなか凹凸がうまく出ず、コツをつかむまで結構時間がかかりました。
はじめは△柄部分、全てにスタッフィングしたのですが、
出来上がった時に、家具の学校の方に見せたら、「これって全面に綿入れてるの?」っておっしゃる方が結構いて、
「苦労してスタッフィングしたのに、ぱっと見には普通のキルトと同じに見えてしまうんだ・・・(-_-;)」
という事実に気づき、ちょと、愕然としました。
せっかくだからブティの良さを引き立たせる物を作ろう!と思い、時間がないのに、スタッフィングをやり直しました。
それが、現在の状態なのですが、かなりブティらしい仕上がりになりました!
やはり、思い込みは禁物。人の意見は大事だな。とお勉強になった作品になりました。
白ビロードカーテン生地(マテリアル不明:カーテン生地ですので多分化繊が入っていると思います。)

糸:綿100%、lylyコットンコード、ミシンと手縫い。
全てブティスタッフィング。
Boutis製作総日数 約14日ぐらい(2脚分)

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